JR豊川駅の改札口正面には、歓迎の看板も設置されていました

黒石やきそば応援団のつゆヤキソバン

B−1グランプリ IN 豊川 (2013・11・9〜10)
B−1グランプリ第8回・豊川大会が、11月9日10日の両日、豊川市内6か所に設けられた会場で開催されました。
B−1グランプリとは、料理=ご当地グルメの味を含めた町興し活動の日本一を競うイベントなんですね。私はてっきりグルメイベントだと感違いしていました。昨年、政令指定都市として初めて行われた「第7回・北九州大会」では、2日間での来場予想が50万人に対し、61万人もの来場者があったそうです。豊川大会では42万5千人もの来場者を見込んでいますが、9月末現在で豊川市の人口は18万人ですから、いかに大規模なイベントかと思います。
私は土曜は仕事で日曜はボルボ・秋KANオフ参加の為に来れないので、金曜日の夕方、仕事帰りに各会場の準備状況を見て来ました。体育館前、野球場、陸上競技場、稲荷公園等の会場を見て回りました。豊川稲荷の境内の中はどうなっているのかと思って正面に廻ってみたら丁度、前夜祭が始まるところでした。ホストとして1年間準備に頑張ってきた「豊川いなり寿司」で豊川市をもりあげ隊が、最後に入場する姿を見ていて、何だか胸が熱くなるのを感じました。


神輿の上は隊長 or 総統 ?

ホストチーム「豊川いなり寿司」の入場です

初日、豊川市内6か所に設けられた会場の1つ、豊川いなり大駐車場会場では、午前4時から客が並び始め、評判の出展団体には料理の提供が始まる前に1000人近い行列が出来た所もあったようです。午前9時半から料理が提供され始めると各団体前は来場者の列で埋め尽くされたそうです。
2日目、秋KANオフに向かう前に、「B−1グランプリ」の様子を見に行きました。午前9時30分頃、豊川駅付近を通りましたが、既にもの凄い事になっていました。踏切でJR&名鉄の臨時列車に引っ掛かりましたが、どちらも満員の乗客で一杯でした。また、通称、姫街道も各会場に向かう市民が、傘や合羽に身を包み雨の中を足早に歩いていました。最終的に2日間で過去2番目となる58万1000人もの方が訪れたそうです。生憎の悪天候の中、今日だけで25万8000人もの方が来てくれたなんて超嬉しいの一言に尽きますね。もしこれが晴天だったら昨年の61万人越えたかも?と考えると驚きの数字です。


会場案内の横には待ち時間ボードも設置

あなたもキャベツマンになって記念撮影でも、如何!

朱塗りの門の向こうはとりもつ神社

プロが描いた様な横断幕も

私の予想では、朝の連続TVドラマで一躍、有名になった岩手県久慈市から参加した久慈まめぶ部屋の「久慈まめぶ汁」が優勝かと思いましたが、福島県浪江町の「浪江焼麺太国」が1位に輝きました。
以下の順位は、A 十和田バラ焼きゼミナール(青森県十和田市)B 熱血!!勝浦タンタンメン船団(千葉県勝浦市)C 今治焼豚玉子飯世界普及委員会(愛媛県今治市)D 久慈まめぶ部屋(岩手県久慈市)です。惜しくも5位に終わった久慈まめぶ部屋の「久慈まめぶ汁」では、朝から長蛇の列が出来たそうで、これについて久慈まめぶ部屋の関係者は「4月からのTVドラマで爆発的に知名度が上がったので、信じられない状況なんですが、久慈に来てもらうキッカケになれば良いと思っている」とコメントされていました。


じぇじぇじぇ! まめぶが〜!

前夜祭では、神輿で入場していました

次回の開催地については、福島県郡山市で開催される事が閉会式で、正式に発表されました。今までは愛Bリーグの加盟団体がある自治体で開いてきましたが、福島県内では浪江町のみとなります。浪江町では、東日本大震災に因る影響で、住民が戻れる目途が立たない為、同じ県内の郡山市で開く事にしたらしいです。これはたぶんに、復興支援の一環だと思います。


ピグモンみたいなキャラクターが、可愛い!

優しい感じの横断幕も

中日新聞の日曜版に1位を取った浪江町の町興し団体、「浪江焼麺太国」の代表の八島さんの談話が掲載されていたので抜粋して書きます。
東日本大震災の影響で全住民が今も帰宅出来ずにいる浪江町。震災後、八島さん自身も家族バラバラで暮らす生活を強いられています。町では今、毎月40人程の住民が、町外に住民票を移しており、2008年に発足した「浪江焼麺太国」も当初33名いたメンバーが、現在では20名程に減りました。震災後も「B−1」に出店し昨年は4位入賞を果たしました。「B−1」のお陰で町興しの為に頑張る仲間とも会える。励みになるとも云われています。『1位を取って金の箸のトロフィーを手にした姿を見せたい。自分達には帰る故郷がある事を示せると思う。僕達にとってB−1は町興しでは無く、町残しです。』読んでいて思わず涙が溢れてきました。
今回の優勝は偶然かもしれません。しかし、今回の優勝は震災復興に立ち向かう多くの住民に勇気や希望を与え、絆の大切さを再確認させてくれました。決して私達は、貴方達を忘れない。頑張ろう東北! 頑張ろう日本!


HOME CONTENTS