こちらのお店は2009年2月1日にて閉店となり、只今、自宅工房の2階をギャラリーとして開放する準備を進めておられるそうです。
工房のURLはこちらです。


  愛知県豊橋市札木町99
   0532-55-2300 
  11:00〜19:00 月・火・水定休
  Pなし
  HP
  2007.1.7現在

 

新年早々ポストに舞い込んだ「うつわ 蔵」の案内状。宛名書きもなく年賀状と一緒に入っていました。住所を見ると豊橋でも中心街の札木町。丁度、今朝の朝刊で豊橋駅前付近の活気がない・・・の記事を読んだばかりだったので、気になって出掛けてみました。
お店は見過ごしてしまいそうな小さなビルの1階にありますが、無垢の木の戸が白い壁に映え、四角く切り取ったショーウィンドーが一枚の絵の様な素敵な店でした。昨年の12月にできたばかりという事で、店内の杉板や砂漆喰はまだ真新しく、展示されている器たちを明るく引き立てていました。
この「うつわ 蔵」のオーナーは古賀陶房 古賀雄二郎氏。古賀氏は信楽・瀬戸で修業の後、新城市(旧作手村)に登り窯を築窯、数々の個展も開催しています。この店ではオーナーさんご自身の作品の他、現在6人程の方々の作品を扱っています。


 

私は横好きに連れられて焼き物を見る機会が多いのですが、こちらのお店の作品は洗練されていて欲しい物がたくさんありました。長年使っていたなます皿を昨年割ってしまったので、取り皿になる様な器をずっと探していたのですが、オーナーさん作の飽きのこないシンプルな形の物を分けて頂きました。ちょっと信楽っぽくて、色々な使い方ができそうで楽しみです。今後、ガラスの器も増やしていくそうですが、塗りのお椀等もあって、器好きには魅力的な店です。
そうそう、案内状がなぜ宛名もなくポストに入っていたのか聞いたら、オーナーさん自ら一枚一枚手配りでポストに入れたそうです。店内の床を張ったのも壁を塗ったのもご自身だそうで、壁や床がいい色に変わるまでこの地に根付いて、豊橋の街を活気付かせて欲しいものです。

文 縦好き


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