昨年6月23日に寒天で有名な岐阜県恵那市山岡町の山中にオープンした「パン喫茶 ほやら」
陶磁器の製造販売をしている叶[山が、縁あって築100年の古民家を譲り受けパイロットショップを兼ねて開店したカフェとパンの店。使用する器はもちろん自社製品。
建物が小高い山の中にすっぽり包まれているので近くに行くまで全く見えず、坂を登っていくと突然古民家が現れ、その大きさに圧倒されます。間口が軽く7間以上もある建物の軒下を飾るのはこの辺り独特の意匠である雲。黒い建物に白が映えて綺麗です。

玄関を入ったすぐの板の間にはパンのショーケースがあり、中央には囲炉裏が切ってあります。カフェは右手の3つの畳の間ですが、デザインの会社が経営しているだけあって、テーブルや椅子にもデザインの凝ったモノが使用されています。BGMもお店の雰囲気に合ったものがゆったりと流れ、木々の香りを含んだ、山独特のちょっと湿り気を帯びた風が何とも心地よい雰囲気でした。
平日はパンの販売だけで、週末はカフェもプラスされます。私がいただいたのは自家製のジンジャーエール(450円)、相方は中煎りでまろやかなコクと甘味が売りの、ほやら珈琲(350円)。デザートには、ガトーショコラの和風(400円)をセットで注文しました。飲み物とセットで注文すると50円引きになるのも嬉しいサービスです。このガトーショコラ、何が和風なのか気になってメニューを見ると、「いつものガトーショコラにこしあんを加えてみました」と書かれていました。


1階10帖の間

置いてある雑誌も「天然生活」や「Ku:nel」等、今人気のものばかり。お客さんが他に誰もいなかったら寝ころんで読みたくなってしまいそうです。
私たちがお店に着いたのは4時頃で、丁度お客さんが引く時間帯だったらしくすぐ座る事ができましたが、玄関にウェイティグリストがあったので、たぶん時間帯によっては待つのでしょう。
2階は自社製品のショップですが、この建物は総2階で天井も高く兎に角広く、古民家が好きな私は商品よりつい建物の構造に目が行きました。
庭に石窯があったので、ここでパンを焼いているのかと思って聞いたら、今は建物の左手のスペースで焼いているそうです。いずれは石窯でパンやピザを焼いて、イベントなどを開催していきたいとニコニコ感じのいい店員さんが仰っていました。
場所はかなり山に入りますが、県道19号から県道418号を南下していくと、所々に道案内があるので、それに従っていくと意外と簡単にわかります。


2階ギャラリー

パン喫茶 ほやら
岐阜県恵那市山岡町田代503-8
п@0573-59-2161
営業日  パン:水・木曜日  パン喫茶:金・土・日曜日 
営業時間 パン11:00-17:00  喫茶11:00-18:00
blog
07.09.01現在
2012.8.15閉店
2013年8月3日、土・日・祝のみのカフェとして再OP。


HOME CONTENTS