設楽町神田(かだ)の金田さん方の庭先に咲く「神田の黒梅(こくばい)」を撮影に行って来ました。
設楽町田口から、国道473号を東栄町方面に向かい、岩古谷トンネルを下って1キロ程行くと右側にJA愛知東こんにゃく村があります。そこから更に400メートル位行った道の分岐点に「神田の黒梅」の小さな看板が在ります。
樹高10メートル、樹齢80年以上と云われる梅の古木で、春の日差しを浴びた濃い目ピンク色の花の紅梅です。
はっきりとした由来は分からないそうですが、幹や枝が黒い事から「黒梅」と呼ばれているという説もあります。
一時樹勢が衰えたそうですが、地元住民でつくる神田地域づくり委員会が保護に乗り出し、幹のコケ落としや剪定、支柱立て、施肥などの手当てが実り、以前よりも元気になったそうです。
今年は暖冬のせいか、例年よりも1カ月以上早く1月下旬に開花しました。ただし、この梅は花の開花期間が長い事が特徴なので3月中旬までは充分に楽しめると近所の方が教えてくれました。
本来ならば4月上旬まで咲き続け、花が咲き終わる頃には、50メートルほど離れた山の斜面にそびえる「サルガタのウバ彼岸桜 」との共演が楽しめます。
風格と存在感に満ちた大木は、六十五世帯が暮らす神田地区のシンボルと云えるでしょう。(2019.03.10撮影)

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