百聞は一見にしかずと言いますが、何でも見てみないと分かりません。
尾張津島藤まつりが開催されている津島の天王川公園は、提灯がたくさんぶら下がったまきわら船が浮かぶ天王祭で有名ですが、私はニュースや新聞でその画像を見ながら、ずっと船が浮かんでいるのが海だと思っていました。恥ずかしながら、津島は海辺の町だと思いこんでいたのです。
そして、この公園の藤の花。藤まつりの事は新聞で知ったのですが、天王川公園がどういう所が全く調べもせずに行ったので、最初に水に浮かぶように咲く藤を見て、確かに綺麗だけど、これだけかとがっかりしました。その後、子供向けのイベントが行われている会場を通り抜けて、奥へ奥へと行ったら見事な藤棚があり、びっくりしました。
この公園は藤の下を歩けるように整備してあり、この日の強い日差しもなんのその、綺麗な花を見上げながら涼やかに歩く事がきでました。藤の種類は、先日行った江南の曼陀羅寺と同じ様なものでしたが、やっぱり九尺藤が綺麗でした。と言っても、九尺藤は他の種類より開花時期が遅いのか、まだまだこれから丈が伸びて綺麗に咲くようでした。
この天王川公園は川と名がついているのに全然川らしくなく、どこかに流れているふうでもなく不思議だなと思ったら、江戸時代までは町の中央を流れる川だったそうですが、現在はこのような池となって残っているそうです。これも来たから分かったことで、来なかったら、ずっと津島は海辺の町で、天王川は海へ流れ出ていると思いこんでいたかもしれません。
駐車場は天王川公園内の池の周りになりますが、中へ入るまでが大渋滞なので、車は駅近くのコインパーキングに入れて、のんびり歩きながら公園に向かうと、古い町並みも見る事が出来て楽しいですよ。

文 縦好き


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