旧中山道 宿場町醒井へ地蔵川の梅花藻を見に行ってきました。
水面一面に白い花が浮かんでいる様を想像して行ったのですが、花は少しだけしか咲いていませんでした。
それも普段からああなのか、川はかなりの急流で、小さな花を付けた梅花藻は水の流れに翻弄されていました。目を凝らして見ないとゴミと見間違えてしまいそうです。
通りの裏の方にほんの数箇所だけ流れが緩やかで花がたくさん水面に出ている場所がありましたが、そういう所は水が澱んでいる様であまり綺麗ではありませんでした。


梅花藻はキンポウゲ科の水生多年草で、清流でのみ育ち、約50cm位までに成長し花を付けるそうです。まだまだ短いものもあったので、見頃はこれからでしょうか?
それにしても水の綺麗な事。梅雨時でこれだけ水の多い場所なので、かなり湿度はあったはずなのに、透明な水が勢い良く流れる様子を見ながら歩くと、なぜか清々しい気持ちになりました。この水は醒井の地名の由来となったといわれる「居醒の清水」から湧き出ていますが、さすがに伊吹山の麓だけの事はあって、かなりの水量が湧いている様に見えました。
道沿いには木造2階建ての擬洋風建物で、昭和48年まで醒井郵便局として使用されていた 醒井宿資料館があります。この建物の創建は大正4年(1915)で、米国出身のウィリアム・メレル・ヴォーリズがその設計に携わっていたことで知られています。

2007.07.08現在

HOME CONTENTS